●バンフ観光

バンフは2泊の予定だ。もうここに来るまでの見どころは全部見てきたので、あとはバンフ・エリアで遊ぶだけ。
着いた翌日は、まず観光要所をまわる。3日目は乗馬とラフティングを体験して、カルガリーに移動というスケジュールだ。

ところが、2日目は小雨が降っていた。B&Bで朝食時に、他の宿泊客と情報交換(これができるから楽しい)をして、野性動物が見られるエリアをチェックし、とりあえず出かける。まずは雨でも当たりさわりのないところから…

バッファロー・ストリートをボウ川に沿って上っていくと、バンフ・スプリングス・ホテルのベスト・ビューポイントに出る。前に泊まった経験からホテル自体はあまり好きではないのだが、さすがにここから見る全景は、誰もが一度は泊まってみたいと憧れるだけのものがある。車があるなら、写真撮影に来るだけの価値は絶対にある場所だ。
真下にはボウ川が流れ、ボウ滝も見えて、なかなかワイルドな眺めになっており、上の荘厳なホテルとの対比が面白い。

そのままトンネル・マウンテン・ロードに行き、フードゥーを見に行く。
折り返して、今度はバンフ・アベニュー正面のカスケード・ガーデンズへ。ここは絵葉書などによく出てくるお馴染みの風景が見られる所だ。バンフ・アベニューがまっすぐ延び、その向こうにカスケード・マウンテンがそびえ、手前に花いっぱいの花壇があるというもの。ところが、行ってみたら花壇に花がまったくない! どうやら植え替えの途中らしく、見事に土が掘り起こされたままになっている。なんだか寂しい写真になってしまった。
でも、庭園の方は手入れが行き届き、実際に数人のガーディナーが仕事をしていた。

雨も小降りになってきたので、サルファー・マウンテンに上る。今さら私が書くまでもないことだが、ここはバンフのmust。ジャスパーのウィスラー・マウンテンと同じだ。とにかく行った先で高い所があったら、上ってみるとよい。タワーもしかり。その街を一気に把握できたような気分になる。

サルファー・マウンテンから降りてきて、目と鼻の先にあるアッパー・ホット・スプリングスに行った。日本人の私よりも風呂好きなシュテファンのたっての希望で、この温泉に入ることにする。実は私、ここへは何度も来ているが、入るのは今回が初めてだった。

アッパー・ホット・スプリングスは数年前に大改築され、建物がきれいに、利用しやすくなっていた。温泉は屋外にあり、日本のそれと違って、水着で入る温水プールのような感じだ。
レセプションに行ったら、韓国の団体旅行者が列をつくって待っていた。その後に並んで、水着(クラシックな感じの)とタオルを借り、いざ中へ。

プールに出ていくと、先ほどの団体さんが、真ん中辺にかたまっている。おもしろいなあと思ったのは、その中のおじさんたちが、日本人がよくするように、タオルを濡らして頭に乗せていることだった。もしかして、この習慣は韓国から伝わったのかな…? 
しかも、おじさんったら、バスタオルを乗せている(レンタルできるのはバスタオルだけなので)。濡れたバスタオルは相当な重さになるはずだが(見た目もおかしい)、それでも乗せたかったくらいだから、やはりこれは温泉には欠かせない習慣なのだろう。

そのうち、今度はおばさんたちが、プールの中ほどで、手をつないで円をつくり、まわりながら歌い始めた。いやあ、一瞬どうしようかと思ってしまった(私が思ってもしょうがないんだが)。まわりには、たくさんの他の観光客がいるのだが、まったく目に入ってない様子だった。もしかしたら、これも何かトラディショナルな温泉ソング&ダンスなのかもしれない。
そういえば、お隣の国の人たちも風呂好きで有名だったっけ。


本ページの記事、写真、イラストなどの無断転載を固く禁じます。
全ての著作権は『ビューティフル・カナダ』の作者M.Okamuraに帰属します。