●レイク・ルイーズ

「ロッキーの宝石」‥‥この美しい言葉で表されるのがレイク・ルイーズだ。エメラルド・レイクに行った後、お天気が良かったので、先にレイク・ルイーズに立ち寄ることにした。やはり宝石は、日陰で見るより、光の中でキラキラ輝いているほうが美しい。
このスケジュール設定は大正解だった。レイク・ルイーズもモレーン・レイクも素晴しくきれいで、また以前とは違った感動があった。

実はこの日、私たちは2回レイク・ルイーズに行っている。朝と夕方だが、写真がぜーんぜん違う。お天気によるところも大きいが(夕方は曇ってた)、朝は水面がまるで鏡のようで、写真を上下逆さにしても分からないくらい、きれいにくっきりと景色が映っている。
一方、夕方のは、景色は一応映っているが、水彩画を水が付いた刷毛で縦にぞったように、輪郭がにじんで縦に間延びしたようになっている。

一般に、レイク・ルイーズは午前中のほうが写真はきれいに撮れると言われている。午前中は湖の背景の山々に日が当たるのだが、午後になると逆光になってしまうからだ。それと、朝の気温が低いうちは、水面が穏やかで、それこそ鏡のように周囲の景色を映すが、だんだん気温が高くなってくると、湖の表面がさざ波立ってしまい、きれいに映らなくなるのだ。

しかし、まあそれは写真に関することだけで、はっきり言ってレイク・ルイーズはいつ何時行っても美しい。さすが「ロッキーの宝石」と言われるだけのことはあると思う。
超有名観光地だけに、いつも観光客でいっぱいなのだが、湖畔の石に腰掛け、ただただ湖とだけ向き合っていると、自分だけがそこにいるような気がしてくるから不思議だ。それがレイク・ルイーズの魅力の一つだろう。

あの正面の山の形に、その秘密が隠されていると思う。左右の山の稜線が平たいV字型のラインを作り、それが湖に映るとX字型になる。つまり、視線がちょうど景色の真ん中に引き込まれるようなラインになっている。画家は構図を考える時、この視線ラインを意図的に作るというのに、レイク・ルイーズでは自然に描かれているのだ。

ここで私たちは、思いがけず幾つもの“スイス”に出会うことになる。

★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★バンクーバーだより★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★
☆22日(日)の「Vancouver Sun Run」に参加してきた。今年の参加者は45,080人だそう。あいにく、時折小雨がぱらつくお天気だったが、午前中はなんとか持ちこたえた(レースが終わった午後は、ひどい降りに)。
スタートの午前9時前、ジョージア・ストリートは人で埋め尽くされた。45,000人は、ホッケー会場のGMプレイス満員時の2.5倍である。私の実家がある市の人口の約半分。そう考えるとスゴイ。友人たちも、ちょうどいい時に日本から来て参加できたので喜んでいた。
最後の2kmくらいで脚がちょっと疲れたものの、あとはおしゃべりしながら歩いていたので、案外早く感じたし、退屈はしなかった。記録はちょうど2時間。来年こそはまた走ろう!(と毎年思うんだけど…)
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