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バリアフリー都市・バンクーバー
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●きっかけ(続き)

00/10/10
●きっかけ

00/10/03
●バリアフリー・シティとの出会い





●カナディアン・ロッキーのバリアフリー状況

メルマガでこのテーマについてリポートするようになってから、私の中には、ある変化が起こっていた。
それは、どこに行っても、車椅子マークをチェックし、実際のバリアフリー度をチェックするということが、自然な行為になっているということだった。別に強力なアンテナを張っているわけではないのだが、気がつくと、それらを既に確認し終わっている自分がいるのである。

さらに大きな変化は、カナディアン・ロッキーなど自然の中の観光地に行った時の、自分の心情だった。
以前、月曜日のメルマガの第27回(01/05/21)「モレーン・レイク」の項でも書いたが、かつての私は、自然はなるべく自然のままにおきたいという気持ちが強く、湖の横にドーンと大きな駐車場ができたりすると、がっかりするほうだった。また、駐車場から少し奥まったところに行く場合でも、そこに通じる小道は土のままであってほしく、アスファルトで整備されていたりすると、こんな所まで舗装しなくてもいいのに、と思ってしまうほうだった。

それが今やすっかり変わった。
そういう場所がAccessible*、つまりバリアフリーになっていると、すごくうれしいのだ。今回のロッキーの旅でも、たくさんそんなシーンに出会えた。

カナディアン・ロッキーでは、主要な観光地はほとんどバリアフリー化されている。マリーン・レイク、コロンビア大氷原、レイク・ルイーズ、モレーン・レイクなどである。
私たちは、昨年、主要な観光ポイントは見ていたので、今回はまだ行ってない所にも行ってみた。その中でいくつか気づいたことは・・・

まず、ジャスパー近くのマウント・エディス・キャヴェル。エンジェル氷河という素晴しい氷河が見られる山だが、ここはまだバリアフリー化されていない。地形的にも、ちょっと難しいかもしれない。駐車場から氷河が見えるところまで、かなり歩くのだが、ぼこぼこの小道なのだ。
団体バスツアーなどは滅多に立ち寄らないところで、行くとしたら個人の車か、旅行会社が出しているオプショナル・ツアーに申し込んで、ミニ・バンなどで行くしかない。それでも、以前に比べたら、かなり観光客が増えていた。

コロンビア大氷原は、ロッキーの観光地の中でも、最もバリアフリー施設が整っている場所の一つだろう。特にアイスフィールド・センターはすごい。まず駐車場に大きく車椅子マークが出ており、そこからセンター内に通じるバリアフリーのルートには、やはり大きなマークと案内板が出ている。センター内はFull Accessibleで、通路は広々、車椅子用トイレももちろん完備。インフォメーションや雪上車ツアー申し込みのカウンターなども、低めにつくられている。
ここも、昔の木造のシャレーが壊され、現在の近代的なセンターになってしまった時は、正直言ってがっかりしたものだが(風情がなくなってしまったようで)、建て直すことで、一気にバリアフリー化が図られたのだ。

バンフでフードゥーズを見に行った時は、一目でAccessibleになっていると分かった。駐車場も展望台に近いし、そこから続いている遊歩道は、全部舗装されている。
一回りして展望台に戻ってきたら、駐車場のほうから車椅子に乗った人が、こちらに向かって来るところだった。また、杖をついたお年寄りもいて、ああこういう方も来られる所でよかったなぁと思った。ここはフードゥーズを見るだけでなく、山、森、はるか下のほうにボウ川、そして遠くにバンフ・スプリングス・ホテルまで眺められる、素晴しく景色のいいところなのだ。

ヨーホー国立公園のタカカウの滝にも行った。昨年は、時期が早すぎて、まだ道路がオープンになっていなかったのだが、今回はまさにハイ・シーズンで、水量も多く、たいへん迫力があった。
駐車場から滝の近くまで行く遊歩道は、幅1メートル位の細い道にも関わらず、全部舗装されていた。ここなら車椅子でも通れるだろう。介助者もいれば、まったく問題ないと思われる。

月曜日の旅行記第15回にも書いたが、バンフ及びジャスパー国立公園に入る時、料金所で「THE MOUNTAIN GUIDE」という薄いガイドブックをくれる。この中の個々の観光ポイントの説明には、周辺施設や各種設備がマークで表示されている。そこには「Disabled Access」として車椅子のマークもあるので、まずこのガイドでチェックをしておけば、どこがバリアフリーになっているかすぐ分かる。

ただ、データを改訂していないものもあるのか、レイク・ルイーズやモレーン・レイクには、このマークが付いていない(でも絶対大丈夫)。タカカウの滝にも付いていなかったが、もしかしたら、車椅子でも使用できる屋外トイレがまだ完備されていないのかもしれない。建物内のトイレは、ほとんどバリアフリーになっている。

こんなふうに誰もがあのロッキーの大自然を楽しめるのは、本当にうれしいことだと思う。

*Accessible=「近付きやすい、行きやすい」という意味