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バリアフリー都市・バンクーバー
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01/08/28
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01/02/13
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01/01/09
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00/12/12
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00/11/21
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00/10/31
●バリアフリー・シティへの道

00/10/24
●Accessible

00/10/17
●きっかけ(続き)

00/10/10
●きっかけ

00/10/03
●バリアフリー・シティとの出会い





●映画館

アカデミー賞の発表が、いよいよ今週末の25日と迫ってきたが、今日は、映画館のバリアフリー状況について、お伝えしよう。

バンクーバーの映画館は、オフィスビルなどと同じく、*Accessibleであることが義務づけられている。

ダウンタウンにある2大映画館ビル、GRANVILLE 7 とCAPITOL 6 を見てみると、車椅子使用者に対してバリアフリー構造になっているだけでなく、聴覚障害者へのアシスタンス・サービスも行なわれている。

GRANVILLE 7 (上映7室)では、車椅子のマークに「Handicapped Access」、耳のマークに「Assistive Listening Devices」と書かれ、そのサービスが示されている。
CAPITOL 6 (上映6室)でも、使われている言葉は違うが、車椅子のマークに「Wheelchair Access」、耳のマークに「Hearing Impaired Assistance」とあり、やはりAccessibleであることを表わしている。

どちらも上映数は多いし、交通のアクセスがいいので、人気の映画館だが、私が今最も気に入っているのは、TINSELTOWN 12 という新しいシアターだ。スカイトレインのスタジアム駅で下りて、ダウンタウンを背にして左手前方に見える大きなビルディングの3階にある。上映室が12あり、一つ一つはそう大きくはないが、客席が、かなり段差のある階段状になっているため、私のようなチビでも、前の人の頭がまったく邪魔にならずに、映画を楽しむことができる。加えて、前のシートとの間隔が広くとってあるため、私など、足を完全に延ばせてしまうくらいだ。

車椅子専用のスペースは、この階段状の中間あたり(踊り場のように広くなっている)に設けられている。通路から入って来たところに、ちょうどこの車椅子用スペースがあるので、うろうろ動き回らなくてすむし、車椅子を固定しても、その前にはまだ広々と通路としてのスペースがあるので、他の人への気がねもいらない。スクリーンがほぼ目の高さにくるベストシートで、ゆったりと贅沢な気分でエンジョイできること、間違いなしだ。 *Accessible=「近付きやすい、行きやすい」という意味