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30歳からの海外留学
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●ホームステイ(1)

短期語学留学の場合、滞在法にはホームステイを選択する人が多いと思う。
一口にホームステイといっても、ホストファミリーによって当たりはずれがあるとか、ビジネスでやっている家も多いとか、既にいろいろな噂を聞かれているのではないだろうか?
たしかに私も、友人たちのいろいろな話を聞いている。

個人のホームページで多くの学生のナマ体験談が読める現在はともかく、私が来た6〜7年前は、ホームステイの美談ばかりが世に出まわっていたような気がする。とってもフレンドリーで素敵な家族だっただの、帰国する時はホストマザーと抱き合って泣いてしまっただの、日本に帰ってからもずっと文通が続いているだの、その類の話だ。だから、そのイメージを抱いて行くと、現実は…という人も多かったと思う。また、その頃から留学生が激増しため、たしかに収入のためにホームステイを始める家庭も増えていた。そういう家は、ホストファミリー自身が経験不足で、学生に対しての接し方にまだ慣れていないところもあったのだ。

私自身は、ホームステイ中は不満もあったが、友人たちの話を聞いてみると、まあまあよかったほうなのではないかと思う。働くシングルマザーだったホストマザーは、今振り返ると、手を抜かずによくやっていたと思えるのだ。

一般に学生側から聞かれる不満は、食事がよくない(ワンパターン、量が少ない、ランチを自分で作らなければならない、etc.)、部屋がよくない(狭い、寒い、etc.)、ホストファミリーがフレンドリーじゃない、ホストマザーがあれこれ口うるさい、などである。

しかし、中には、ホストファミリー側の言い分を聞いてみると、全然違う実態が見えてくることもある。先週の話のようなケースだ。学生側が非常識な行動をするので、それに対して何か言うと「ちょっとのことに口うるさい」「私に対してフレンドリーじゃない」というふうになる訳だ。

ESLでクラスメートだったメキシカンの女の子の話だ。その子はとっても可愛くて明るくて、よくしゃべる目立つ子で、クラスの人気者だった。タームも終わりに近づいたある日、クラスメートから、彼女が突然ホストファミリーから追い出されたと聞いた。事前に何の知らせもなく(通常は伝えておかなければならない)、その日のうちに出ていかなければならい状態だったそうで、次の滞在先を探すのが大変だったというのだ。そのクラスメートは、かなり彼女に同情的に話していたが、私は、ホストファミリーがそこまでするのは、何かよほどのことがあったのではないかと感じていた。彼女が、クラス内と同じように、まったく物おじせず自由に振る舞っていたら、ホストファミリーと衝突しかねないような気がしていたからだ。

案の定、別のクラスメートから全く違う話を聞いた。その子の友達が、メキシカンの彼女と同じ家にホームステイしていたというのだ。だから、内部事情をすべて知っていたのである。
いわく、彼女はいっつも夜遅く帰ってきて(ボーイフレンドがいたので)、毎日のようにメキシコに電話をかけていたそうだ。それも、深夜過ぎでも大きな声で話し、長電話をしていたのだという。もちろん電話代は払っていたと思うが(彼女の家はお金持ちなので)、もはやそういう問題ではなくなっていたのだろう。ホストファミリーはカナダ人だから、当然、やめてほしいことはハッキリ言っていたはずだが、直らなかったのだ。

これだけが理由ではないと思うが、私にはホストファミリーの気持ちが分からないではなかった。私も、最初の1カ月は、同じ家にメキシカンの女の子がステイしていたのだ。彼女も本当によく電話を使っていた。メキシコの家族とだけでなく、バンクーバーにいる友達からも、実によくかかってきていた。そしてもちろん長電話。しかもスペイン語で話すので、どうしてもハイ・テンションに聞こえるのだ。ベースメントの自分の部屋にコードレスフォンを持ち込んでいても、彼女の声は1階までよーく聞こえた。
その追い出された子も、きっと同じ様な感じだったろうと思うのだ。だから私は、少しホストファミリーにも同情した。

このように、必ずしもホストファミリー側だけに問題があるわけではない。自分の行動が、相手を怒らせ、溝を作っている場合も有り得るのだ。

でも、30代以上のあなたなら大丈夫。私もホームステイをしてみて、「あぁ、こういう点が若いコと違うんだ」という新たな発見がたくさんあった。
続きはまた次回に・・・

★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★バンクーバーだより★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★

☆えー、私ごとで恐縮ですが、今日は結婚記念日でありました。3年前の今日、私たちは日本で式を挙げたのです。私は直前までこちらで超忙しい仕事をしていて、なんとか2週間前に帰国し、普通の人が半年かけてする準備を、2週間でやりました。彼が来たのは2日前。スイスからも両親始め5人が参列したので、その出迎えもあり、バッタバタの日々でした。よく無事に式が終わったもんだ・・・

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