Canucks Fan: Game Results

10月19日(日)
アバランチ  4-4

コロラド・アバランチ戦「観戦記」!

今日はGMプレイスで観戦。いつもと趣向を変えて、観戦記スタイルでお送りしよう。
対戦相手はコロラド・アバランチ。前身は、同じカナダのケベック・ノルディックスだったが、95-96シーズンにフランチャイズがコロラドに移転(またカナダのチームが1つ減ってしまった!)、アバランチとチーム名を変えた。そして1年目に、なんとスタンレーカップを獲得してしまったというすごいチームなのだ。ケベックの人たちは悔しかっただろうなあ。
そして今日は、ゴーリーのNo.1カーク・マクリーンの500回目の試合だそうだ。記念のゲーム、ぜひ勝ってお祝いしたいものである。

いつものことながら、GMプレイスには40〜50分前に行く。試合の30分前から行なわれるウォーミング・アップを見るためだ。私の席は、天井に近いくらい上のほうだが(それでもゲームは良く見える)、ウォーミング・アップの時はフェンス際で見られるので、早めに行っていい場所を陣取るのである。
30分前、リンクにパックがばらまかれ、まず相手チームから登場。そしてカナックス。どっとあがる歓声。氷上を快調に滑り出す選手たち。軽く流しているのだろうに、すごく速い! そのスケーティングを間近で見られる興奮。ほとんどの選手が練習の時はヘルメットを着用しないので、顔が良く見えるのもうれしい。パス練習の時には、選手がフェンス際に並んで順番を待つので、ブレやメシエやリンデンが、さわれそうなほど近くに立っていたりする(ガラスが間にあるのが惜しいが)。
15分間の練習が終わった。さあ、上までのぼらなきゃ。

Mark Messier
貫祿のキャプテン、マーク・メシエ

Trevor Linden
ちょうどこっちを向いてくれたトレバー・リンデン

Pavel Bure
NHL1の美青年(と私は思う)、パベル・ブレ

ゲームの前に、全員起立してアメリカ・カナダ両国歌斉唱。今日はいつものおじさんではなく女性2人で、ハーモニーがなかなかきれいだった。特別な場合、たとえばプレーオフの最初の試合などには、有名なシンガーが来ることもある。

会場を見回してみると、案外空席が多い。特に上の方は、ガラガラのブロックもある。これはバンクーバーでは珍しいことだ。今日は日曜日で、しかも試合が午後2時からなので、このようなことになったらしい。もったいないなあ、コロラド戦なのにぃ・・・。

Rink
ゲーム前、選手がリンクに登場!

<第1ピリオド> さあ、試合開始!・・・と、16秒後にいきなりファイトである。おいおい、早すぎないか?ステイオス。
5分経過、アバランチのパワープレーで、No.22クロード・ルミューに早くも先制点を奪われる。15秒後、そのルミューのペナルティーで、今度はカナックスのパワープレーだ。そして、No.16トレバー・リンデンがノーアシストで同点ゴール! 1-1。おお、今日は試合の展開が早いぞ。
しかし、残り4分のところで、アバランチのNo.18アダム・デッドマーシュの強烈なシュート。1-2とまたもやリードされて、第1ピリオド終了。

それにしてもカナックスは、ショット・オン・ゴール15回でゴール1回。アバランチは、ショット・オン・ゴール8回でゴールが2回である。なんて効率がいいんだ。

<インターミッション>
地元の子供チームによるゲームが行なわれる。平均7〜8歳だろうか? 審判まで少年である。本物の試合の後だと、ミニチュアのスローモーションを見ているみたいだ。それにパックの流れと全然関係ないところで、バタバタ転んでいたりするのがおかしい。このリンク、彼等には広すぎるんだろうなあ。シュートが決まると、観客からは大拍手。このようにして、カナダでは、小さい頃からNHLプレーヤーが育成されていくのである。

リンクの整備が行なわれている間、ロビーに出てみる。ほとんどの試合は夜なので外が暗いのだが、今日は陽光が差し込み、妙に明るくてヘンな感じだ。
ロビーには本当にたくさんの売店があるのに、どこも長蛇の列。ホットドッグ、ハンバーガー、ポップコーン、ナチョ・・・。お決まりの観戦フーズである。GMプレイスになってから、客席でもアルコールOKになったので(前のリンクでは、所定の場所以外はダメだった)、ビールの消費量はかなりのものだろう。

Mise
GMプレイス内には売店がいっぱい

<第2ピリオド>
今度は手前がコロラドのゴール。攻めて来いよぉ〜〜〜、という気持ちである。
前半、No.24スコット・ウォーカーに何度もチャンスがあったのに、ゴーリーのパトリック・ロワにストップされる。そのたびに起こる、大きなどよめき。

ここで、人気TVドラマ「フレンズ」のテーマ曲がかかる。これ、初めてだ。
代々木で観戦された方ならご存知のように、試合中はたくさんの曲が効果的に使われる。ちょっとした合間合間に、ノリのいい曲が流されるのだ。ひと頃は毎回「マカレナ」がかかって、若いファンがみんな踊り出したものだった。
代々木では同じ曲が何度か使われていたようだが、GMでは1回のゲーム中に同じ曲はまずかからない。いったいどのくらいストックがあるのだろう? (今度、数えてみようっと)
こういう時間に、TVではコマーシャルが流れているんだそうだ。

8分経過。ついにリンデンが待望の同点ゴーーール!! アシストはさっきから何度もチャンスがあったウォーカーとNo.7デビッド・ロバーツ。会場、大騒ぎ。歓声がいつまでも鳴り止まない。2-2。

ラスト3分。カナックスのパワープレーで、リンデン、オールンドのパスを受けて、久々(でもないか)パベル・ブレの豪快なショット!! ブレ、スティックを高々と上げて余裕のアピール。3-2と逆転、会場は再び興奮のるつぼである。

<インターミッション>
ダンス・スケーティングの女の子が8人ほど登場。氷上でのダンシングの後、恒例の会場プレゼント。これはゴム・パチンコの巨大なヤツで、客席にプレゼントのパッケージを飛ばすのである。私の席の高さまで飛んできたことがないので、何が入っているのかは知らないが・・・

リンクの整備が始まると、上空(?)から、これまた恒例のオルカ君登場。今季からカナックスのシンボル・マークにもなったオルカ。その形をした飛行船のようなモノが、観客の上をぷかりぷかりと飛ぶ(泳ぐ、か?)のである。そして胸ビレに付けた紙切れを、ヒラヒラと落としていく。オルカ君も私の席まで来てくれないのだが、この紙はレストランのクーポン券らしい。

<第3ピリオド>
始まってすぐ、いきなりアバランチのキャプテン、ジョー・サキックのゴール!! あーあ追い付かれちゃった、と思う間もなく、再びコロラドのゴール!!! あっという間に3-4と逆転だ。これ、最初のわずか2分31秒のあいだに起こっている。並んでビールを買っていたお父さんは、見逃してしまったかもしれない。

パワープレーなどチャンスはあるのに、相変わらず得点できないカナックス。時間はどんどん過ぎていく。なんとか取りたいあと1点。

ついに残り1分。カナックス、必死の攻撃。「でももうダメかな〜」ときっと会場の誰もが思った瞬間、No.8ドナルド・ブレッシャーが執念のゴーーーーール!!! な、なんと、残り10.6秒!
会場、もちろん総立ち!! みんな両手を挙げて大歓声!! 誰もがガッツポーズ!!
こういう狂喜と興奮を2万人近い人々と共有できるのが、ナマ観戦の醍醐味である。

<オーバータイム>
歓声が止まないうちにオーバータイムが始まる。OTでは、とにかく逃げきって欲しい、という守りの気持ちについなってしまうのだが・・・。
やがて湧き上がるGo Canucks Goの大声援。
ふと、今日はブレッシャーがファイトをしてないなあ、と思った瞬間、始まった。いやあ、やっぱり…。両者2分間のペナルティー。
残り2分は4人対4人で戦い、同点のまま、試合終了!! 強豪コロラドを相手に引き分けた。勝てなかったが、負けもしなかった。最後の最後まで興奮した試合であった。

3スターズ:
最後に、観客の大半が帰りかけた頃、3スターズの発表がある。まずサード・スターから…
3、パベル・ブレ(カナックス)・・・本日1ゴール。出てきてあいさつ。
2、ジョー・サキック(アバランチ)・・・1ゴール1アシスト。ペナルティー・ボックスにも2度入る。あとでニュースを見たら、あの端正な顔が傷だらけだったのでビックリ。
1、トレバー・リンデン(カナックス)・・・2ゴール2アシスト。カナックスのすべての得点に貢献していた。文句なく今日のファースト・スター。出てきてファンにアピール。

Program
本日のプログラムはサキックの写真がおまけ。
後ろはタダで配っていたハロウィン用のキャンディ袋

電光掲示板の「気をつけてお帰りください」の文字に送られて、高ぶった気持ちのままGMプレイスを出ると、秋の日差しがやけにまぶしかった。  (完)

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