ソルトレーク冬季オリンピックの話題 あれこれ

ソルトレーク冬季オリンピックで、カナダは男女ともに金メダルを獲得し、カナダじゅうが喜びに沸きかえりました。あんなスゴイ日はなかったな・・・。カナダの歴史に残る1日かもしれない・・・。
日本のみなさんもテレビでカナダを応援していてくれたことと思います。ソルトレークシティまで行った方もいるでしょうね。

ゲームについてはみなさんもご覧になったと思うので、このページでは、 おそらく日本ではあまり聞かれなかったであろう話題をあれこれ取り上げて、お伝えしたいと思います。 今、次々にメディアのオリンピック特集号が出ていますので、新しい情報を仕入れたら、また適宜更新していく予定です。

もうNHLは通常のスケジュールに戻っているけど、いつまでもオリンピックの余韻に浸っていたい気分だワ・・・

■カナックス関連編

カナックスからチーム・カナダ代表に選ばれたNo.55エド・ジョバノフスキー。最初のゲームこそヘルシー・スクラッチ(ケガしてないのにメンバーからはずされること)だったが、あとはフル出場して、見事な活躍を見せた。たしかフィンランド戦だったと思うが、あの辛口・毒舌のドン・チェリーが「今日、最もいい働きをしているのはエド・ジョバノフスキーだ」と何度も彼の名前を口にしているのを聞いたときは、うれしくて涙が出そうになった。
決勝戦のジョー・サキックのウィニング・ゴールをセットアップしたのは、ジョボのパスだったし‥‥。
昨年は家族に悲しいこと(奥さんが妊娠中に双子の1人を失う。1人は無事出産)があったけど、今年はオールスター・ゲームにも出られ、オリンピックの代表になったばかりか金メダルも取れ、ジョバノフスキーにとって最高の年になったに違いない。

実はカナックスからもう1人、オリンピックに赴いている。プレーヤーではなくてバイス・プレジデントのスティーブ・タンベリーニだ。チーム・カナダではPlayer Personnel Directorという役割を果たした。決勝戦の時、グレツキーの隣にいて、いつも真っ先に抱き合って喜んでいたのがタンベリーニである。
カナックスの「メディアガイド」を持っている方は、最初のほうのページを開いてみて。きっと見覚えのある顔がいるはず。

■プレーヤーの言葉編

38歳のアル・マキニスは、これがオリンピックでメダルを取るラスト・チャンスであることが分かっていた。「チームメイトたちが、ドレッシング・ルームに飾ってある1952年(この時、優勝したのが過去最後)のチーム・カナダの写真を指差して、なぜ僕がここにいないのかってからかうんだよ」と笑う。
「年を経るにつれて、この体験はますます貴重なものに思えてくるだろうね。僕は、シモン・ガニエやジェローム・イギンラのような若いメンバーに言ったんだ。今この瞬間を大切にしろってね。こういうチャンスが再び訪れるかどうか、誰にも分からないからね」(「The Province」紙より)

「会場にはものすごくたくさんのカナディアンが来ていて、アメリカのホームゲームじゃないみたいだった。本当に励みになったよ」とジョバノフスキー。(「The Vancouver Sun」紙)

■こんなシーンがあったよ編

決勝戦で、アメリカの応援団は「U-S-A! U-S-A!」の3拍子。カナダは「CA-NA-DA!! CA-NA-DA!!」のこれまた3拍子。しかし、最後の数分は、カナダ・ファンの大合唱「オー カナダ」に「U-S-A!」も呑み込まれてしまった。テレビでも聞こえたかな?

おそらくほとんどの人が表彰式まで見ていただろうから、オーウェン・ノーランが自分のビデオカメラで一生懸命撮影していたのも見てるよね。自分が金メダルをかけてもらうシーンの撮影を、スティーブ・アイザーマンに頼んじゃったりして、かわいかったなあ。またアイザーマンもちゃんと撮ってあげてるし‥‥。お礼にノーランも、アイザーマンがメダルを授与されるところを撮ってあげていたっけ。国旗掲揚・国歌斉唱の時も、彼はずーっと撮影していた。
ところで、私は再放送を見ていてあるシーンを発見。それは、終了47秒前に、ノーランがベンチからドレッシング・ルームに入っていく後ろ姿だった。1度目に見た時は、ケガしたわけでもないのに何で引っ込んで行くんだろう?と思っていたが、2度目は納得。彼はこの時、ビデオカメラを取りに行ったのだ。なんだかかわいいなあ、ノーラン。ただのおじさんかと思っていたけど、ちょっとファンになってしまった。

「昨日の敵は今日の友」
表彰式とウィニング・スケートのあと、デトロイト・レッドウィングスの4人が並んで記念撮影をしている姿が印象的だった。チーム・アメリカの2人を中に、左からアイザーマン、チェリオス、ハル、シャナハン。
他にも、アメリカとカナダに別れて戦ったNHLのチームメイトはたくさんいる。セントルイス・ブルースに5人、NYレンジャースに4人だったかな。すぐにNHLに戻って一緒にプレーすることについて、ブルースのスコット・ヤングが、翌朝、インタビューに複雑な顔で答えていたっけ。やはり負けたほうとしては、そうすぐに気持ちの切り換えができるものではないのかも。でもレッドウィングスの4人は笑顔で写真撮ってたけどなぁ‥‥。まあ、彼らにはスタンレーカップというもう一つの栄光が待っているから、早く和解しておかないとね。
カナックスにはチーム・アメリカ代表がいなくてよかったー。

映像では映らなかったけど、パット・クインもポケットからハンカチを取り出して泣いてたんだって。クインの娘Kalliは、Administratorとして今回のオリンピック・スタッフに参加しており、集合写真では紅一点でパパ・クインと並んで写っている。


私のオリンピック日記

ほぼ毎日発行している私のメールマガジンより、オリンピックに関するコラムを集めてみました。
『All About Japan:国際結婚』(日本時間の火曜日発行)と『ガイドブックに書かれなかったカナダ』(カナダ時間の火・水・木・金曜日発行)からで、ほぼ原文のままですが、一部、関係ない箇所はカットし、また新たに書き加えたところもあります。
そのほか『Oops!』のホームページでも、優勝当日と直後の様子などが読めます。トップページの左側のMENUから「GO CANUCKS GO」を選んでね。

2月19日(火)
(『All About Japan』のメールマガジンより)

◇一昨日「国際結婚の会」の役員会を開いていた時のこと。
「うちのダンナがね、アイスホッケーでカナダが負けちゃったら、『もうダメだ〜』とか言って、1日落ち込んでたのよ」
「うちも! その後のアメリカ対ロシア戦を見て『これはカナダは勝てないかもしれない』って、真剣に考え込んじゃって‥‥」

これはソルトレーク冬季五輪の男子アイスホッケーのことです。
彼女たちのご主人はカナダ人。カナダでは、アイスホッケーは国技とも言えるほど盛んなスポーツ(本当の国技はラクロス)で、北米4大プロスポーツの中でも最も人気があります。
今回の五輪は、前回の長野に続き、選りすぐったプロ選手たちが出場する言わば“ドリームチーム”なので、みんな気合いが入っているというわけ。といっても、アメリカ、ロシア、スウェーデンなどもみんな“ドリームチーム”なんですけどね。

カナダは、長野五輪で優勝どころかメダルも逃してしまったため、ソルトレークは総力を上げた雪辱戦なのですが、その割には、どうも今一つ攻撃の歯車がかみ合わないというか‥‥。ファンは歯がゆい気持ちで見ているのです。
冒頭のご主人たちの様子は、典型的なカナダ人という感じで、微笑ましかったですね。もちろん私もバリバリに応援していますから、チーム・カナダの不振はショックですけれど‥‥。

2月20日(水)
(メールマガジン『ガイドブックに書かれなかったカナダ』より)

★今日はオリンピックの男子アイスホッケーで、準々決勝の4試合が行なわれました。1試合目から、応援していたスウェーデンがベラルースに破れてしまい、ガッカリ〜〜〜
試合終了後、氷上でダンゴ状態になって喜ぶベラルース・チームの前で、がっくりと両膝を落とし、呆然としていたキャプテンのマッツ・サンディーンが、長野オリンピックの準決勝でチェコに負けた時のウエイン・グレツキーの姿と重なってしまいました(アイスホッケーやオリンピックを見ない人には、何のことだか分からないですよね。すいません)。

にわかに心配になってきた4試合目のカナダvsフィンランド戦。カナダは予選リーグではあまりいい状態ではなかったので、最後の1秒までハラハラでしたが、今日のゲームは今までと違い、ようやくチームらしくなってきた感じがして、もしかしたら行けるかもと初めて思えました(実は今まで思っていなかった)。
試合の合間にカルガリーのスポーツバーの様子が映りましたが、もう満員で、カナダがゴールするとみんなで大歓声。最後の数秒は全員でカウントダウンでした。
ああいうところで観戦するのもいいですよね。日本から来ていた友人たちが帰る前日、ダウンタウンのスポーツバーで、カナダvsドイツ戦を見ましたが、引き分けだったので、やはり今日のほうが盛り上がっていたなぁ‥‥

★そのオリンピックで、チーム・カナダのユニフォームがまたまた人気になっています。ご存知「ROOTS」製。日本では「ビーバー・ルーツ」って言うんですってね。知らなかった。
長野オリンピックでのチーム・カナダのユニフォームがカッコよかったので、今回の五輪を前に「ROOTS」には数カ国から依頼があったそうです。お気づきの方も多いと思いますが、チームUSAのユニフォームがそうなんですよ。ちゃんと胸に「ROOTS」って入ってる。イギリスのユニフォームもそうでした。だからオリンピック以来、「ROOTS」のロゴにはカナダ、アメリカ、イギリスの国旗がついています。
しかし長野での宣伝効果は絶大だったわけですね。たしかにカッコよかったもの。私も長野五輪のあと、さっそく「ROOTS」に行って、帽子、似合わないんだけど、買っちゃいましたから。

今回は、カナダの国旗の色である「赤」を、前回よりぐっと渋くして、カエデのマークも、昔のトロント・メープルリーフスのマークのような形にしてありましたが、それでもやはりカッコいい。
日本から来た友人たちは、しこたま買い込んでしまったそうです。
私もスポーツバーに行く時に、マフラーくらいはして行きたいと「ROOTS」に立ち寄ったら、なんとあのワインカラー(黒もある)の縞々マフラーがもう売り切れ! びっくりでした(もう追加で入荷されていると思いますけど)。

追記:
その後、ダウンタウンに行くたびに「ROOTS」をのぞいていますが、今だにマフラーは売り切れ状態です。もう暖かくなっちゃうし、このまま入手できないのかなぁ‥‥。残念‥‥

2月21日(木)
(メールマガジン『ガイドブックに書かれなかったカナダ』より)

★オリンピックもいよいよ大詰め。今日は女子アイスホッケーでカナダが優勝した!!
対戦相手は長野の決勝で破れたアメリカで、その雪辱を果たしたわけだ。長野の時のメンバーがかなり残っていて、その表彰式での彼女たちの悔し涙を見ていたので、今日の勝利のあとの様子には、思わずウルウルもらい泣きをしてしまった。カナダ国歌が流れたときには、テレビの前で立って、姿勢を正して聞いていた。

シュテファンは女子ホッケーは(のろくて)つまらないと言うが、私はそうは思わない。たしかにNHLプレーヤーと比べてしまったらスローかもしれないが、その辺の男たちよりはよっぽどスピードとパワーがある。それに、敵にものすごい勢いで体当たりして激しいプレーをしている選手が、ヘルメットを脱いだら、ハラッと長い髪が落ちて、モデルのようにきれいな顔が現われたりすることがあるのだ。このギャップも女子ホッケーの魅力の一つ。

長野でプレーした日系人のヴィッキー・スノハラが、今回もメンバーに入っていた。男子チームにも今やNHLのスーパースターとなったポール・カリヤがいる。彼も日系人で、そのうえノース・バンクーバー出身だ。脳震盪の後遺症で長野には出られなかったが、今回はマリオ・ルミューとのコンビがなかなかいい。明日の準決勝ではぜひゴールを決めてほしい。

2月22日(金)
(メールマガジン『ガイドブックに書かれなかったカナダ』より)

★カナダの男子アイスホッケーは、準決勝でベラルースに7−1と圧勝し、日曜日の決勝戦で、地元アメリカと戦うことになった。ロシアを応援してたんだけどなあ…。
これで、女子の決勝戦と同じカナダvsアメリカとなったわけだが、決勝の審判は公正であってほしい。女子はひどかった。カナダだけが立て続けに8つのペナルティーを取られたのだ。第2ピリオドなんて、ほとんどアメリカのパワープレー。トータルでも、アメリカの2倍のペナルティー数だった。ロシアが抗議する気持ち、よく分かる。
カナダのコーチや選手たちは、さぞや悔しかっただろうと思うが、彼女たちはそんな逆境下で勝つことで、本当の力を示した。
男子もがんばってほしい。これで勝ったら、カナダ中が大騒ぎだゾ〜〜〜

2月25日(月)
(『All About Japan』のメールマガジンより)

カナダ時間の昨日午後、ソルトレーク冬季五輪の男子アイスホッケーで、カナダがついに優勝しました〜!! ホッケー王国のカナダでも、オリンピックでは実に50年ぶりの金メダルというから驚きます。もうカナダじゅうが大騒ぎでした。

試合の最中は、みんな家かスポーツバーなどでゲームを見ているため、カナダのどの都市でも街がしーんとしていました。が、優勝が決まったあとは、多くの人が街中にくりだして、カナダ国旗を手に手に大騒ぎ。うちのアパートの横の道路でも、国旗をなびかせ、クラクションを鳴らし、歓声をあげて通り過ぎる車がいっぱいでした。

私は家でテレビ観戦していたのですが‥‥
我が家は他の家庭とちょっと違うかも。先週も書いたように、普通はご主人のほうが入れ込んでいて、奥さんは冷めているかお付き合いで一緒に見ている程度のご家庭が多いのですが、うちは逆なんです。私がわーわーぎゃーぎゃー言いながら、大騒ぎしていて、彼は冷めている‥‥。
地元チームの観戦は一緒に行くので、ホッケーは嫌いではないはずなのですが…。

昨日なんて、私はもう始まる前から緊張と興奮で落ち着かなかったのに、彼は決勝戦が始まってもコンピューターの前から動かない。あげくに、第2ピリオドが始まったら、今度はコンピューターゲームを始めようとしているのです。あまりのことに、私は言いました。
「ねえ、オリンピックの決勝戦なんだから、第3ピリオドくらいは一緒に見てくれない?(私は一緒に楽しみたいという気持ちがある) 私だって大相撲の千秋楽、一緒に見てるでしょ」
すると彼、「そうですね」と言った直後に「ああっ、今日は新しい番付発表の日だ!!」だって。おいおい、そのリアクションはないだろう‥‥。
結局、最後の5分間は一緒に観戦しましたけどね。

そのあとの表彰式を見ていた時のこと。会場に現われた金メダルのプレゼンテイターはスイス人のRene Fasal氏、花束を贈る人は日本人のShoichi Tomita氏で、2人で思わず顔を見合わせてしまいました。その晴れがましい場に、カナダ、スイス、日本が集結し、我が家と同じ構成だったので(日スのカップルでカナダに住んでいる)、なんだか余計にうれしくなってしまいました。
Tomita氏が日系人のポール・カリヤとハグをして、とりわけ長くお話をしていらしたのが印象的でした。

カナダはアイスホッケーで男女ともに優勝でした。カナダの一員として応援できたことが本当にうれしい1日でした。

3月7日(木)
(メールマガジン『ガイドブックに書かれなかったカナダ』より)

マリオ・ルミュー36歳、スティーブ・アイザーマン36歳、ジョー・サキック32歳、アル・マキニス38歳、ジョー・ニューウェンダイク35歳、ロブ・ブレイク32歳、ブレンダン・シャナハン33歳、セオレン・フルーリー33歳、カーティス・ジョセフ35歳‥‥。
ソルトレーク・オリンピックのアイスホッケーで活躍した選手たちの年齢である。チーム・カナダの約半数が30代だった。

最近のオリンピックやプロ・スポーツを見ていると、アスリートたちの現役年齢が上がってきているように感じる。まあ競技にもよるだろうけど、一昔前は20代半ばから30前までがピークだったが、現在は30代になっていっそう充実した選手生活をおくっている人も少なくない。
科学的なトレーニングや専門家の指導に基づいた食事法、生活習慣の改善などが選手生命を長くしているのだと思うが、いずれにしても30代以上の活躍を見ると、なんだかウレシイ気分になる。

今、NHL(北米アイスホッケー・リーグ)で、全30チーム中、ダントツぶっちぎりでトップを走っているのがデトロイト・レッドウィングスだが、このチームもすごい。主力選手が軒並み30代。前述のアイザーマンとシャナハンに加え、ブレット・ハル37歳、ドミニク・ハシェク37歳、ルーク・ロバタイユ36歳、セルゲイ・フェドロフ32歳、ニクラス・リドストロムもうすぐ32歳、さらにクリス・チェリオスは40歳、イゴール・ラリオノフは41歳である。

私は先シーズン、ひそかに“高齢者チーム”などと呼んでいた(ごめん)。今シーズンからさらに上記の30代選手3人を加え、ますます高齢化したにもかかわらず、この成績! とにかくスゴイの一言である。
もし彼らがスタンレーカップを獲得したら、史上1位か2位の高齢チームの優勝ということになるんだそうだ。

追記:
ちゃんと数えてみたら、チーム・カナダは23人中12人が30代、チーム・アメリカは23人中チェリーを筆頭に15人が30代以上だった。次のトリノ・オリンピックでは、かなり顔ぶれが変わるかも‥‥
ルミューは先ごろ、今シーズンはもうプレーをしないが、40歳までは現役を続けたいと発表した。今年41歳になったメーク・メシエは、肩の手術で今シーズンはもう復帰できないが、引退する話は聞かないので、まだ現役続行するつもりなのだろう。みんな、がんばっているなあ‥‥

3月9日(土) NEW!!

“土曜の夜はホッケーナイト” 
今日は恒例、CBCの「ホッケー・ナイト・イン・カナダ」の日。何気なくテレビをつけたら、トロントatモントリオール戦が始まるところだった。何かセレモニーがあるらしい。
見ていたら、50年前の男子ホッケー・チームの代表だったおじさん(おじいさん、か?)と、カナディアンズのキャプテン=サク・コイブが出てきたので、画面にクギ付けになってしまった。ご存知のようにコイブは今ガンと闘病中。抗ガン剤のため、髪と眉毛が抜け落ちていたが、最近よくメディアに出ているところを見ると、体調はいいのかもしれない。

セレモニーは、彼らがプレゼンターとなって、ソルトレーク冬季オリンピックでメダルを取ったケベック出身の選手たちを表彰するものだった。スピードスケートをはじめ、10人以上いただろうか。全員に花束とカナディアンズの赤いジャージが贈られ、みんなROOTSのユニフォームの上にそのジャージを着て、一緒に国歌を聞いた。国歌はフランス語バージョンだった。