Canucks Fan: Game Results

4月16日
<プレーオフ観戦記>
プレーオフには魔物がいる!?

「カナックス・ファン」が始まってから初のプレーオフ進出。今まで全部1点差だし、選手たちはかなり健闘しているし、ホームの今日は勝てるかも!と淡い期待を抱きつつ、コロラドも1回くらいは力を抜いて負け、5戦目のホームゲームで2回戦進出を決めて、ファンを喜ばせようとしているのではないかと、勝手な想像をし、チケットを大事にお財布に入れて家を出た。

今日は、GMプレイスに行く前に、日本からわざわざプレーオフを見に来たNさんと I さんと一緒に、Courtnall'sに行って食事。Courtnall'sは、以前にも紹介したことがあるが、BC州ダンカン出身で、カナックスにも揃って在籍したことがあるJeff CourtnallとRuss Courtnallの兄弟が経営するスポーツ・レストランだ。内部には、彼らが在籍した時代のカナックス選手たちのポートレートや、グレツキー、ボーグ、アイザーマン、メシエらのサイン入りジャージ、サイン入りスティックなどが、所狭しと飾られている。そしてテレビモニターが5台。 ちょうどトロント対オタワ、ピッツバーグ対ワシントン戦をやっているところだった。

ゲーム前のウォーミング・アップを見るので、少し早めにレストランに入ったため、まだ客はぽつぽつしかいなかった。しかし、一目で「これからGMプレイスに行くぞっ!」というスタイルの人ばかり。そういえば、来る途中にも、既に顔にペインティングをし、アフロヘアみたいなカツラをかぶって、大きなカナックスの旗を振っている2人の若者がいたっけ。そこを通る車も気が付いて、クラクションを鳴らして鼓舞しながら通り過ぎていく。いいなあ、好きだなあ、こういうの。久しぶりだもんなあ。

食事が終わる頃には、Courtnall'sはいっぱいになってしまった。ますます確信を持って「この人もGMに行く!」と断言できるような人ばかり。ジャージを着ている人も多いし。なんだかGMプレイスの一部がそこにある、って感じだ。

Courtnall'sを出てGMプレイスに向かうと、またもや目立つ男の子の3人組。ジャージを着ているのはもちろんだが、3人とも頭を金髪に染めているのだ。シェーファーらの真似である。この分だと、会場にはとんでもない扮装の人たちもいるかもしれない。

プレーオフはさすがにみんな気合いが入っていて、ドアオープンのだいぶ前から、ゲートの前に長蛇の列ができていた。
いたいた、変な扮装。顔ペインティングは序の口。頭にお手製スタンレーカップをかぶり、何故か上半身裸で、カナダ国旗やカナックスの旗をマントのように肩にかけた一団もいる。こういう人たちの写真集を作ったら、おもしろいだろうな。

もうお分かりだと思うが、魔物は既にそこここにいる。みんな、プレーオフという魔物に取りつかれて、異様に興奮しているのだ。

予想した通り、入場したところに、タオルを配る人が立っていた。ちゃっかり他の場所にも並んで2枚もらった。質が悪くゴワゴワのタオルだけど、カナックスのマークとSTANLEY CUP PLAYOFFS 2001という文字がプリントされている。ファンにとっては「レア物」「お宝」ってヤツだ。へっへっへー、水曜日にまたもらっちゃうもんね。

ショップにも「レア物」があった。同じくSTANLEY CUP PLAYOFFS 2001をプリントしたTシャツだ。何種類かあったけど、95年の時のほうが、相手チームのマークもカラーで入っていて(今回は名前のみ)派手だった。今回のは全体的に割とシックで、C$16〜26くらい。

ウォーミング・アップを見る観客も、いつもの比較にならないほど多い。5年ぶりのプレーオフで、GMプレイスでの初戦だし、無理もないか。

と、突然、すごいどよめきと拍手が起こる。みんなの目線が向いている方向=上のスクリーンを見ると、先程まで2-0でリードしていたトロント・メープルリーフスが、まず1点を返され、残り30秒をきったところで、同点ゴールを入れられたところだった。それでもリーフスは、ここまでのゲーム成績2-0でオタワをリードしている。レギュラーシーズンでは、オタワの方が強かったイメージがあるけど、プレーオフに強いリーフスだ。ここにも魔物がいそうである(この後、リーフスはOT勝ちしている)。

カナックスが出てきた。とたんにもうタオルぐるぐるが始まってしまった。いやあ、すごいすごい。先ほど、もらったタオルを棒状にたたんで、その端を持ってぐるぐる回すのだが、客席全体でやっていると、なかなか壮観である。

しかし、カナックスのメンバーはあまり壮観ではなかった。またルーキーが増えている。そしてピーター・シェーファーがいない。

増えたのは、No.5ブライアン・アレン(一昨日ケガをしたスコット・ラチャンスの代わり)、No.21ジョシュ・ホールデン(ゲームには出ず)、それにゲーム1から加わったNo.43 Pat Kavanagh(カバナフって発音するのかな?)である。
後で聞いた話だが、シェーファーは太腿をケガしたらしい。ゲーム4も無理かも。

これに伴って、ラインは次のように変わっていた。
フォワード:
 ドルーケン/モリソン/クラット
 D.セディン/H.セディン/バートゥッジ
 ブラッシャー/ピーダーソン/クーク
 ストラドウィック/ルッツ/カバナフ

ディフェンス:
 オーランド/ソペル
 ジョバノフスキー/バロン
 アレン/ベレハウスキー

ディフェンスマンのストラドウィックは、ウィンガーとしてラインに入っている。しかし、この4thラインは、ほとんど出番がなかった。
その分、1・2・3ラインは出ずっぱり。フェイスオフなんて、ほとんどモリソンがやってた気がする。
今日2ゴールを決めた2ndラインは、ツインズにバートゥッジが加わった新ラインで、背番号が22、33、44となる。
意外にいい働きしていたのがピーダーソン。ニュージャージーでプレーオフを経験しているためか、落ち着いてラインを引っぱっていたような気がする。

ゲームが始まると、観客はより一層の大騒ぎ。アメリカ国歌が始まっても聞きゃあしない。それどころか、何故か「ボービー、ボービー」の大合唱。カナダ国歌はもっとすごい合唱になったけど。

私たちの前の席の若い男性は、すぐに立ち上がる人で、おまけにタオルを回す時に腕を真上に上げるものだから(普通は、少し前方)、乗り出して見ている私の顔に当たりそうになって困った。

ゲーム結果は昨日書いた通りだが、1点取っては追い付かれ、また1点取っては追い付かれ、という展開だったので、我々は天国と地獄を行ったり来たりしているような気分だった。最後にフォスバーグにOTゴールを入れられた時は、誰もが思いっきり力が抜けた。
私のまわりではなかったが、通路でケンカしている人たちもいて、手錠をかけられていた人もいたとか。今日は、かなりの数の警察官がGMプレイスに来ていた。

負けたのはくやしいけど、考えてみたら、敵は主力のサキックとフォスバーグが健在。なのにカナックスは、その2人に相当するナズランドとキャッセルズを欠いている。しかも今日は、シェーファーまでいなくて、NHLでのゲーム経験すらないルーキーが入っているのだ。このメンバーで、よくここまでの成績を納めてこられたよなあ・・・。これも魔物のおかげかもしれない。

さあ、18日はゲーム4。これで負けたらもう後がないが、1勝くらいはしてほしいぞお〜〜〜

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