Canucks Fan: Game Results

10月14日
バッファロー・セイバーズ 4-0

ポトヴァン、キャリア14回目のシャットアウト

●GMプレイスの変化

今シーズン初めての観戦である。
スタジアム駅前の喧騒、ダフ屋のおっちゃんの威勢のいいかけ声、中に入るとプログラム売りと50/50チケット売りの声、ハンバーガーとホットドッグの匂い、手に手にビールを持ったおじさんたち、ジャージを着た子供たち・・・それらすべてが「ああ、またシーズンが始まるんだ!」と思わせてくれる。

今日は、入り口でマグネット製のカナックスのスケジュール表を配っていた。冷蔵庫のドアなどに貼っておけるヤツだ。今年はこういったオマケ配布のスケジュールが発表されていないのだが、観戦する方は、時々こういうことがあるので、見落とさないよう、入り口では注意していよう。

よく見ると、GMプレイスの雰囲気が少し変わっている。
まず、通路の壁にスコアボードがついて、他ゲームのスコアが表示されていた。
内部では、ゴール審判のボックスがなくなった。今までゴールネットの後ろに電話ボックスのような箱があり、ゴール審はそこに入っていたが、その箱がなくなり、ゴール審は椅子に座っているだけになった。たしかにこのほうが、観客の邪魔にはならない。
それと、バルコニー席の1コーナーに "I am Canadian" ゾーンというのができた。ニュースのページでもお伝えしたが、ここはC$31なので、1列目がゲットできればかなり割安になっている。正規料金は、前列からC$65、C$47.75、C$38となっているからだ。

もう一つ、大きな違いは、私もゲーム後何度か祝杯を上げたオルカベイ・グリルが、RICKARD'S BREW HOUSE GRILL という名前に変わったことだ。しかも醸造所付き。1階の入り口の前に、大きなビールのタンクが3つほど並び、そこでも飲むことができるし、バルコニー・レベルにはモルト・ルームもある。トロントのエアカナダ・センターにも似たようなコーナーがあったので(こちらの規模のほうが全然大きいが)羨ましく思っていたが、ついにGMプレイスにもできた。ビール片手に観戦派にはうれしいニュースである。

●プレーヤーたち

例によって、練習を見た。
プレーオフでもないのに、髭をたくわえている選手が結構いるので驚いた。バートゥッジ(アゴ髭ぼうぼうって感じ)、ジョバノフスキー、キャッセルズらがそうだ。今までスポーツ刈りのような頭だったジョバノフスキーは、そのうえ長髪になっていた。個性的なのはブラッシャーで、頭は坊主、髭もないのに、耳の前に3cmくらいの楕円形のモミアゲだけが残っている。しかもブルーに染めていた。

さて、お目当てのセディン・ツインズだが、見た目はまだヒョロンとした感じだ。しかも北欧特有の透き通るような白い肌をもち、練習を始めると、ほっぺと鼻だけが赤くなって、なんだか少年のよう。ま、20歳だから無理もないけど。これからNHLでもまれて、たくましくなっていくんだろうな。
客席にはスウェーデンの国旗が見られたし、スウェーデンのナショナルチームのジャージを着ている人も2〜3人いた。

そういえば、5日のフィラデルフィア戦の模様は、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ハンガリー、ポーランド、スペインでも放映されたんだそうだ。あーあ、勝ち試合だったらよかったのに。

今シーズンからC(キャプテン)マークはNo.19マーカス・ナズランドが付けていることは既にお伝えしたが、A(アシスタント・キャプテン)は誰かな?と思っていたら、意外な人が付けていた。No.34ジェイソン・ストラドウィックとNo.20デニス・ペダーソンである。キャッセルズ、オーランド、バートゥッジあたりが妥当かと思っていたが、あえて若手に付けさせたようだ。

●ゲーム

試合に先だって、今日はスペシャルゲストが登場した。
先のシドニー・オリンピックで、レスリング69kg級フリースタイルで、カナダにこの種目初の金メダルをもたらしたダニエル・イガリである。カナックスのジャージに金メダルをかけて、彼が氷上の赤いじゅうたんの上に現われると、観客は一斉にスタンディング・オベーションを贈った。イガリはナイジェリアの貧しい家に育ち、20歳の時にカナダに来たが、この移住は彼の人生を変えた。優勝後、カナダ国旗を床に広げ、そのまわりを3回まわってキスをしたシーンは、実に印象的だった。
両キャプテンによる記念のフェイスオフが、イガリが落としたパックによって行なわれた。

さて、カナックスの現在のラインは、下のようになっている。

フォワード:
 バートゥッジ/キャッセルズ/ナズランド
 シェーファー/モリソン/カリヤ
 ブラッシャー/クーク/ペダーソン
 D.セディン/H.セディン/クラット

ディフェンス:
 オーコイン/ストラドウィック
 ジョバノフスキー/ラチャンス
 オーランド/バロン

ゴーリー:ポトヴァン

最初のゴールは、第1ピリオドが始まってすぐ、4on4の状態で、No.7ブレンダン・モリソンだった。No.18スティーブ・カリヤのシュートのリバウンドを、防ぎに行ったハシェクとネットの間に大きくあいた空間に叩き込んだ。もう一人のアシストは、No.6エイドリアン・オーコイン。幸先のいいスタートだった。
その後、オーランドのダブルマイナー・ペナルティーで、5on3のピンチとなるが、なんとか切り抜ける。

2ピリの中盤で、カナックスは2点目を入れる。No.26トレント・クラットがD.セディンからのロングパスを受けてブレイクアウェイ。あのハシェク相手に、揺さぶりをかけて堂々ゴールを決めた。即座に飛びついてきたのは、セディン・ツインズだ。両手に双子を抱えたtutorのクラット、微笑ましい光景だった。

3点目は、3ピリ中盤のパワープレーで、No.6エイドリアン・オーコインが、ゴール左前のコーナーから、豪快なロングショットを決めた。アシストはNo.55エド・ジョバノフスキーとNo.25アンドリュー・キャッセルズ。

この頃から、私の後ろのにーちゃん達が、「ハーシェーク、ハーシェーク」と大合唱を始めた。この人たち、正真正銘カナックスのファンなのだが、ハシェクのファンでもあるらしく、彼のドミネーターぶりを見たいらしいのだ。その気持ちは私も同じ。今日のハシェクは、まるで神通力が消えてしまったような感じだったが、先日はケガと伝えられていたので、体調が万全でなかったのだろうか。

「ハーシェーク」の大合唱むなしく、その3分後のパワープレーで、再びカナックスが得点する。キャッセルズが、先ほどのオーコインとほぼ同じ場所から放ったショットが、ネットに飛び込んだ。アシストはまたジョバノフスキー。

あとはポトヴァンにシャットアウトさせてあげたい。
ひたすらゴールされないことを祈っていたが、ディフェンス陣もよくがんばって、最後まで防ぎきった。4-0のシャットアウト。ポトヴァン、27セーブだった。

今日見ていて、意外にいいと思ったのが、カリヤとモリソンのコンビである。ゴールは決まらなかったが、カリヤのブレイクアウェイもあった。けっこう目立っていたこの2人、調べてみたら、今日はそれぞれ4ショットずつ放っており、カナックスではいちばん多かった。

全体としては、メシエが抜けて、強烈なリーダーシップやスター選手の不在は感じるが、その分、メンバーの一人一人が大きくなろうとしている感はある。今シーズンは案外いい線行くのではないかと思う。BCTVのスポーツキャスターは、プレーオフはたぶんまだ駄目だろうと予測しているが、私はギリギリくらいで行けるのではないかと思っているのだが・・・。

最後、3スターズの3人に思いっきり拍手してGMプレイスを後にしたが、夜道を歩く気分のなんと清々しいこと。やっぱりゲームは勝たなきゃね。

3スターズ:
1、フェリックス・ポトヴァン(カナックス) シャットアウト
2、エド・ジョバノフスキー(カナックス) 3アシスト
3、アンドリュー・キャッセルズ(カナックス) 1ゴール1アシスト

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