読者の観戦記

NORRY's Report
観戦記番外編 珍道中

【非常ベル事件・エドモントン】

 Edmonton1泊目のことです。今までゆっくり寝ることができなかったので、この日は早くベッドに入り次の日に備えようということで早めの消灯。が、しかし・・・・。

 深夜12時ころ、部屋の中に奇妙なブザーが鳴り起こされました。

「何のブザーだ?」
そう思いながら英語を話せないのにフロントに電話。しかしフロントが誰も出ない。緊急事態かな? 館内放送がかかったぞ。何を言っているのかわからない。

「あれ?ひょっとしてこれは非常ベル? やべっ!逃げなきゃ!」
着の身着のまま部屋を飛び出し、エレベーターへ走る。

「あれ、このホテルには人が泊まっていないのか?」
この階の宿泊客が誰も出てこないのです。そっちの方がなんか不気味。

「エレベーターはまずい、非常階段だ。」と言いながら階段を走り降りていきます。かみさんは相当あせっています(あんな早く走っていているのを見たことない)。1階まで降りフロントへ行くと、宿泊客はほんの数人だけ。「何なんだ?」

 フロントの人がゆっくりと何か説明くれているが、全然わからない。最後にNo problemと言われホッとして、少しロビーで一服。「ダイハードみたいだったね。」と興奮気味のかみさん。半分寝ぼけていたというよりも、日本の非常ベルと違うんだなぁと妙なことに気づいた私。

 その後、部屋に戻ってもなかなか寝つけなかったのですが、何とか夢の中に行ったかと思いきや・・・・すぐまた次の事件が待っていた。

【目覚まし時計事件・エドモントン】

 深夜に非常ベル事件があり、ゆっくり寝ていたいと思いきや、またまた変な音で起こされたのです。

「今度は何だ?さっきと違う音だ。」

 部屋の中を探しても、音の発信源が発見できません。壁に耳をあてると隣の部屋からみたいです。そうです。隣の部屋の目覚まし時計が鳴っていたのです。フロントに電話をして部屋まで来てもらい、音を聞かせて止めてもらいました。

 「今日も寝不足だね。」と愚痴をこぼしていたのですが・・・・。さっきのフロントの人が来て、非常ベルのことや目覚まし時計のことのお詫びに、朝食のルームサービスをおごると言うのです。「我々はいいですよ。」と遠慮したのですが(日本人らしく謙虚でしょ)、最終的にはごちそうになりました(一番高いのを)。

「ラッキーだね。」と言いながら朝食にありついたのでした。めでたし、めでたし。

【バッグ紛失事件・セントルイス】

 今回の旅行は目的地が5カ所で、5試合観戦という移動がハードな日程でした。飛行機の乗り継ぎもあり、NHLの選手の移動の大変さも実感することができました。

 EdmontonからSt.Louisへの移動の時です。Chicagoで乗り継ぎSt.Louisに到着。自分のバッグを受け取りに行ったはいいのですが、バッグが出てこないのです。「どうしよう・・・。」焦りながらも係員に質問すると、少し待っていると出てくるようなことを言うのです。待っても待ってもなかなか出てこないバッグ。そうしたうちに荷物受け取り所に掲示されている飛行機の便名が、次のものに変わっているではないか。もう私が乗ってきた便ではないのです。「バッグが出てこない・・・・。」途方にくれていましたが、1冊の携帯英会話の本を持っていって大正解。そこには、バッグが出てこないときの英文が載っていました。その通りに話すと通じたらしく、トラブルを引き受けるところに連れていってくれました。すると私のバッグは早い便で到着していたらしく、そこにあったのです。

 St.Louisはまだ3カ所目。この先大丈夫かなと思わせる出来事でした。

【Kiel Centerのタクシー事件・セントルイス】

 バッグ事件で焦った後ホテルに向かいましたが、これが遠い遠い。なぜかホテルをDowntownにとらなかったのが大、大、大失敗。試合が終わったあとはタクシーで帰るしか方法はないのです。ホテルまで送ってくれたタクシーを待たせて、Kiel Centerまで行きました。タクシーのドライバーが親切だったので、試合が終わる時間に迎えに来てくれるよう交渉開始。ところがドライバーはその時間にはもう寝ているとのこと。仕方がないのでタクシー乗り場を確認して降りることにしました。心配だったので、Kiel Centerの中にいた警官にも乗り場を確認したところ、同じ場所を教えてくれたので安心して試合を観戦。

 試合終了後、急いでタクシー乗り場に向かったがそこには・・・・。タクシーが1台も止まっていないのです。頭の中はパニック。「やばい。」しかもひとつの通りは通行止めになっているではないか。何が何だかわからずに歩いていると、そこに一人の警官がいてちょっと安心。その警官にタクシーを拾ってもらい、無事にホテルに帰還しました。「アメリカはなんか怖い・・・。」

【Canadian Tire事件・モントリオール】

 Montreal2日目。Molson Centreの場所を確認した後、一度ホテルに戻りホッケー用品店を見たくて場所を確認したところ、親切に教えてくれました。今回は訪問都市が多いので、4都市目のMontrealで防具を見て、ほしいものがあればここで買おうと思っていました。

 教えられたとおり、地下鉄に乗り込み楽しみにしながら行ったまでは良かったのですが・・・・。

店の名前はCanadian Tire。ホッケーの試合のCMとかによく出てくるので、「そうか・・・。Canadian Tireはホッケー防具の店だったのか。」と勝手に思いこんでいたのが大間違い。Canadian Tireを発見して唖然。雑貨屋さんだったのです。しかし、「ここはカナダ。こういう所にもホッケー用品がいっぱいあるに違いない。」気を取り直して、店の中をさがすとありました。“誰も使わないようなスティックとスケートが・・・・。”

 所詮、雑貨屋だったのです。貴重な時間を無駄にしてしまいました。その後、違うところでホッケー用具専門店を聞いて、しっかりと見ることができました。

【Bertuzzi ガンとばし事件・シカゴ】

 Chicago戦のことでした。ベンチ横に座ることができましたが・・・・。隣に座ったあんちゃんは、この席のチケットを持っていないようです。しかも未成年(たぶん)なのに隠れながらビールを飲んで、少しいい気分になっていたのでしょう。Canucksのベンチ横であからさまにCanucksを罵ったり、ガラスをどんどん叩いたりしています。試合が進むにつれて、興奮度はあがっていきました。

 2Pはサイドチェンジのため、私の隣にはFW陣が座ることに。そこにはよくBertuzziが座っていました。やがてBertuzziはこちらにガンを飛ばすようになり、眉毛をピクつかせています。「やべー。私がベンチばかり見ていたから、気になったかな。」と思ったのですが、そのあんちゃんの存在があまり面白くなかったようでした。原因はそのあんちゃんだったので、少しホッ。それにしてもBertuzziの人相は悪人顔だった。

 ちなみに私は負けてはいられないと思い、にらみかえしていましたが・・・・。

【私は疫病神?】

 CanucksとMessierを見るために3年連続のカナダ旅行。いつも年末年始にかけて、連敗や勝ちなしの状態が続くCanucks。最初に行ったときはFlyers、Canadiens。2回目はOilers。そして今回はLightning、Blues、Blackhawks。合計6試合を観戦。

 通算成績は0勝5敗1分。1試合くらいは勝ち試合を見ることができそうなものですが・・・・。

 ちなみに、Blues戦の前日にあったStars戦(この日はEdmontonに滞在)と、帰国する日にあったPredators戦に勝利していたCanucksでした。どうして見に行った試合でないの・・・?

観戦記最終回につづく・・・・

「読者の観戦記」扉ページへ


ホームページへ 本誌の記事、写真、イラストなどの無断転載を禁じます。