アメリカ大使館のHPにも書いてありますが、ビザウェーバーで入国して結婚する事に違法性はないようです。ただ、そのまま住みついてしまうのが問題なんですよね。結婚してもしなくてもビザウェーバーというのは90日間の滞在しか認められていないものなので、それを利用して計画的にアメリカに永住するということが違法なんですよ。他のビザに切り替える事ができないシステムなのでね。観光と偽りアメリカに入国し不法就労するとか不法滞在するとか、そういった事さえしなければ問題ないのです。ビザ無しで結婚する事自体は違法ではないので、ビザがないのに結婚しただけでは強制送還になったりはしません。
ただ、入国審査の際にあなたがきちんと90日間という日にちを守って帰るかどうかが疑わしいようですと入国拒否されて帰されてしまうことがあるのです。そうなると次回からビザウェーバーでの入国が難しくなり、何年間かアメリカに入国できないという処置を取らされてしまいます。違法ではない事を知っている方でも、これを恐れて日本で籍を入れるなりフィアンセビザを取るなりしているのだと思います。
日本に帰ってビザの申請をするにも、ご主人が一緒でないとできないので、今回籍を入れたけれどもご主人がなかなか休みが取れなくて日本に来れない…なんてことになったら遠距離結婚になってしまいますね。。。だから今回の渡米は、例え籍を入れるとしても妊娠だけは気をつけたほうがいいかと思います。余計なお世話かもしれませんが。。。
結局ビザウェーバーで入国して結婚するというのは多少の危険も伴う、白とも黒とも言い切れないグレーゾーンだということですね。ちなみに911前は「結婚だけしに来ました。」と言って入国出来ている人も結構いたらしいです。アメリカでの結婚は日本でするよりも簡単ですから、面倒な手続きを避けるためにアメリカに来て籍を入れていた夫婦が割といたんですね。