まだ7ヶ月目、とのことで、心細く、不安な気持ちがあるのは当然ですよ。自分より在米経験の長い留学生が上手に会話しているのを見て、自分の下手さ加減と比較して凹んだ日々は誰でもあると思います。一日の終わりに、『今日も挨拶以外ほとんど会話できなかった。』と落ち込んだりしたものです。私も慣れるまで2年以上かかりました。学生だった頃は、指名されない限りほとんど発言していませんでしたので、担当の教授にずいぶん心配をかけました。不幸なこと(?)に、プレゼンが多い内容の学問でしたので、いかにしゃべらずに済ませるか、ということで、口頭で説明しなくともいいような資料作りを心がけました。
ただ、ディスカッションがメインのクラスではやはり発言量が圧倒的に少なく、Bをいただいてしまいましたが・・・
コミュニティーカレッジに通っているのであれば、セメスターを経るごとに自信も付くと思います。あせらないで!日本人仲間がいなくとも、留学生や移民の方ならネイティブスピーカーと付き合うよりは気楽だと思います。
PCラボの管理人とか、図書室の本を戻す仕事など、それほど語学力の要らない簡単な仕事をキャンパスで始めてみるのもいいかもしれません。
外国でのくらしで、語学習得と現地文化に適応することは、密接に関係していますが、分けて考えた方がいいかもしれません。私自身、長年の滞在で語学の面ではそれほど心配していませんが、あまりにもアメリカ的というか、米国中心的な視点、自我の強さを求められるような競争的社会には未だ気後れを感じています。いつでも言語化して自分の意見や気持ちを表現しなければならないコミュニケーションスタイルには正直疲れきっています。語学は習得したけれど、文化適応ができているとは正直言いがたい状態かもしれません。
それでも、長年そこで暮らし、出会いにオープンであれば共通の趣味・価値観を持つ友達にめぐり合えます。同年代だけでなく、年上や年下の人々との付き合いもすれば友達が広がります。私が心から信頼し、相談できるアメリカ人の友達の中には自分の親ぐらいの年齢の方々もいます。育った国・文化が違うのに、同じ価値観を持ち、共感できる人がいるんだ、という発見はかけがえのない経験です。そういう関係は、一朝一夕にはできません。
失礼な質問や、突拍子もない質問に対しては、頓智をきかせてぼかして答えるか、ジョークで紛らわせます。たとえば「そんな質問、初対面の人にされたのは初めてでおどろいた!アメリカでは、初対面の人にもこんなプライベートなこと聞くのが普通なんですか?!」と大げさに反応したり。これも、はじめから上手にできたわけではなく、周りの人の話しているのを参考にしたりして、徐々に取得ました。
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下のコメントにあった、日本人がいると、英語しゃべりたくないけど、日本人がいないと話せる、という気持ち、すごくわかる!
ついこの前も国際学会で発表しましたが、聴衆に日本人の方がいるとわかった瞬間、口の筋肉が溶けていくような感覚に襲われ、しどろもどろになってしまいました・・・我ながら情けないです。
他の日本人から見たら、流暢にしゃべれると思われるような、在米経験の長い方々でも、現地の方とのコミュニケーションに壁を感じていたり、もっとうまく表現できたら・・と悩んでいたりします。語学をマスターしたり、異文化に適応するというのは到達点がない道のりで、結局どのレベルで自分が満足(妥協)できるか、だと思っています。
気長に努力してなじんでいきましょうね。